どうぶつこうしん/算数が好きになる鶴田式算数塾

どうぶつこうしん/みんはいっしょ/みんなすわれる

たし算とひき算の数式の習得です。
たし算:左右から入ってきた動物の数を別々に認識して足す(数える)訓練です。数式へ結びつける練習の最も初期のものです。
ひき算:左から入ってきて右へ出て行った動物うを別々に認識して引く訓練です。数式へ結びつける練習の最も初期のものです。

ひき算はタイプが2種類あります。詳しくはひき算は2種類を参考にして下さい。


指導方法

片方づつ何匹か答えさせ、最後に、たし算ひき算を答えさせます。
たし算、ひき算、の感覚理解が目的ですから、一匹づつ、指で数えても問題ありません。
年少から年中くらいまでに3までは見て一瞬でわかるように指導して下さい。
理想的には、5までが見て一瞬ででわかるようになった方がいいのですが、3まで出来れば基本的には問題ありません。

間違えたら、「もう一回数えてみて」という感じで正しくできるまで数えます。
うまく数えられない時は、指を折って数えさせましょう。
それでもうまくいかない場合は、子どもの代わりに指を折って一緒に声に出して数えます。 そして、答えの一つ二つ前からは、子どもだけに言わせて、指を数える練習をさせます。 決して答えを教えてはいけません。指折り数えて見せても、最後の答えは子どもに言わせるようにしましょう。

もし、途中で出来そうに無かったり、疲れたりしたらそこで止めてください。

ひき算出来ない時

ひき算が出来ない場合は、ブロックを利用します。
  1. 左側の動物と同数のブロックを用意します。
  2. 「~匹家に入ったね」と言いながらブロックを縦に積み、家の近くに置きます。
  3. 「家から~匹出て行ったね」と言いながら、右側の動物と同数のブロックを取ります。
  4. ブロックを見せながら「家に何匹のこった?」と質問します。
  5. これを繰り返します。
ひき算の概念理解はできても、最初は、頭の中で整理できません。 ですから、ブロックを動物に見立てて、家に入る、家から出るという行動を具体的に見せてあげてください。
イメージが定着すれば、ブロックが無くても数えられるようになります。

褒めるポイント

うまくできたら、「すごいね。」と素直に言ってあげてください。

そして、途中で止めても、「頑張ったね。」といってあげて、「疲れた?ちょっと休憩する」という風に労をねぎらってあげてましょう