ひき算は2種類/算数が好きになる鶴田式算数塾

2種類の正体

ひき算は、減算型と差分型があります。

 

減算型

一般に引き算を覚える場合は、この型が主流になっています(図参照)。

この引き算は、比較的例題が多く、問題などでもよく見かけます。
しかし、減算型は、もともとあったものが減っていくということで、負数を理解するのには不向きです。

家庭で出来るお勉強①

最初にお菓子を5~10個見せる(お菓子は数えられるもので、一口で食べることができるものがベスト)
そして、その中から、いくつか(例えば3個)を子どもにあげる。
そして、「幾つ残っている?」と聞く。
わからない場合は、残っているお菓子を見せ、数えさせる。または、一緒に数える。

家庭で出来るお勉強②

家族が全員で何人かを聞く。
朝家に何人いるか聞く。
お父さんが会社に言ったら家にいるのは何人になったかを聞く。
友達が2人遊びにきたら何人になった?
友たちが一人帰ったら何人になった?

という風に人数が変化してくことを理解させながら足し算と引き算を理解させる。


差分型

ひき算としては、減算型と同じくらい当たり前に使っています。
しかし、教材としては少ないのが現状です。

 

ところが、子どもたちは、減算型よりこちらの差分型の方が理解が容易です。そういう意味では、減算型より先に教えるべきなのかもしれません。

 

次のステップとして、何個足りない、何個余っているといった考え方の練習をします

特に差分型は、負数の理解に大きく貢献します。